『山谷(やま) やられたらやりかえせ』上映会 |
---|
音楽映画を上映するラ・ストラーダの中の映画室 おはよう座(ンパノ) 第39回 『山谷(やま) やられたらやりかえせ』上映会 2024年1月20日 土曜日
時間
第一回14:00(開場13:45) 第二回19:00(開場18:45) 鑑賞料 ¥1,000(ドリンクの販売あり) --------------------
『山谷 やられたらやりかえせ』
(日本/ドキュメンタリー/カラー/1985年/110分) http://www.anerkhot.net/yama_jyoeii/ 監督 佐藤満夫 山岡強一 ナレーション 城之内元晴 音楽 蠱的態(大熊ワタル、篠田昌已ほか) 制作 「山谷」制作上映委員会 日雇い労働者の街「山谷(さんや)」に生きる労働者 命をかけた暴力団との抗争の記録 音楽は大熊ワタル、篠田昌已らによる蠱的態kotekitai ○大熊ワタル(シカラムータ、ジンタらムータ、A-MUSIK、ソウル・フラワー・ユニオンなど) ○篠田昌已(コンポステラ、生活向上委員会、じゃがたらなど 1992年没) https://youtu.be/loqNswAra6U?si=dU7xnj13v1TEa6SK -------------------- 映画では腹は膨れないが敵への憎悪をかきたてることはできる − 佐藤満夫 カメラは常に民衆の前で解体されていく これが本当のドキュメントだと思う − 山岡強一 この映画の冒頭では、次のような字幕が、山谷地区の遠景を背景にして映し出されます。 「1983年11月3日 日本国粋会金町一家西戸組が日の丸を掲げ山谷争議団に対し武装襲撃をかけた。以来、一年余に及び闘いが繰り広げられた」 日雇労働者の街山谷の労働者を、日の丸の下で一元的に支配・管理しようとする右翼暴力団の試みでした。「山谷越冬闘争を支援する有志の会」に所属してい た佐藤満夫監督は、1984年12月に文字通り山谷のど真中にカメラを据えて、山谷労働者の姿を正面から撮影するドキュメンタリー映画制作の作業に取りかかります。ところが、映画がクランクインしてまだ1か月もたたない1984年12月22日早朝、佐藤満夫監督は、日本国粋会金町一家西戸組組員の凶刃に斃 れます。冒頭の字幕に続いて、映画に登場するのが、山谷の路上に倒れた、微かにまだ息のある佐藤満夫監督自身の姿でした。映画の物語を組み立てる当の監督が映画の冒頭から倒れている。これは、通例、物語の終了を意味します。しかし、この映画では、むしろ物語の始まりとなっています。 佐藤満夫監督の断ち切られたフィルムが残されました。翌年1985年2月3日におこなわれた『佐藤満夫さん虐殺弾劾! 右翼テロ一掃! 山谷と全国を結ぶ人民葬』で、佐藤満夫監督が殺されてから一年の間に映画を完成することが、参集した人々の前で約束されました。ここに断ち切られたフィルムを繋れまし た。「カメラは常に民衆の前で解体されていく−これが本当のドキュメントだと思う」とは、山岡強一監督が、この映画の上映運動に託した言葉です。山岡強一 監督は、山谷で始まって山谷で終わる強固な円環を打ち破る中味は何かという問いかけを上映運動に託し、この試みは現在なお継続しています。 +++++++++++++++++++ 座席数に限りがあります ご覧になる予定の方は予約をお願いします メールに下記の事項を記載してください メールフォーム https://www.la-strada.jp/form.html ・上映回(14:00または19:00) ・人数 ・名前 ・連絡先電話番号 ---------------------- 以下、ご理解とご協力をお願いします。 ・店内の消毒/薬剤による清拭を徹底し、換気扇を常時稼働します。 ・入場者人数を制限し、椅子の間隔をあけて配置します。 ・スタッフはマスクを着用し、手指の消毒、洗浄に努めます。 ・発熱、風邪症状その他体調不良の方は、来店をお控えください。 ・来店時および鑑賞中はマスクを着用してください。 ・入退室の際は、消毒剤にて手指を消毒するようお願いします。 ・開演前後、休憩中のおしゃべりはなるべく小声で、互いに接 近しないよう留意してください。 ・やむを得ない事情で来場できない場合はご連絡ください。キャンセル料はいただきません。 ---------------------- 上映会を開催するにあたり、山形県映画センターにご尽力ただきました。山形県映画センターは、東日本で映画館10館を運営するフォーラムネットワークの移動上映部門です。 https://eigacenter.forum-cinema.com |